一宮町の不動産屋のブログ　9月28日　「孫子　岩波文庫」

次の台風が接近してきていますが、本日は何度もお取引をさせて頂いているお客様と、決済をさせて頂きました。

本当にありがとうございます。

週末は御契約および、本日は新たにお申し込みを頂き、明日は工事の手直しの打ち合わせ、お客様のご入居、

売買物件のハウスクリーニングの開始など、予定もいろいろと入ってまいりました。

私の仕事はインターネット不動産屋ですが、インターネットだけに触れていては視野が狭くなるので、

隙間時間を使ったり、寝る前に読書をしているのですが、「孫子」（岩波文庫）を読み始めたのですが、これがまあ面白い！

孫子は皆様もご存じの通り、中国最古の兵書なのですが、「敵を知り、味方を知れば、百戦危うからず」「始めは処女の如く、終わりは脱兎の如し」などは、

聞き覚えのあるエピソードだと思います。

私も読み始めは、「どうやって敵を効率的に全滅に持ち込んでいく様な話や、合戦の時のフォーメーションなどが書いてあるんだろう」と思って読み始めたのですが、

内容が予想と全く違っており、

ｐ47「最上の戦争は敵の陰謀を（その陰謀のうちに）破る事であり、その次は敵と連合国との外交関係を破る事であり、その次は敵の軍を討つことであり、

最もまずいのは敵の城を攻める事である。城を攻めるという方法は（他に手段がなくて）やむを得ずに行うのである。

（中略）それゆえ、戦争の上手な人は、敵兵を屈服させてもそれと戦闘したのではなく、敵の城を落としてもそれを攻めたのではなく、敵の国を亡ぼしても長期戦によったのではない。

必ず全すなわち無傷のままで獲得する方法で天下の勝利を争うのであって、それゆえ軍も疲弊しないで完全な利益が得られるのである。

これが謀りごとで攻めることの原則である」

昔の戦争という事でとにかく合戦や攻城戦の事が書いてあると思って読み始めたら、頭をガツンと殴られた思いです・・・兵書でありながら、これは現代のビジネスにも通じる事であり、これが660円（岩波文庫）で買えるという事で、本という物はコストパフォーマンスの点から考えて、その効果はすさまじいものだと、改めて痛感しました。

読書の秋ですので、皆様が良書と出会えるのを楽しみにしております。

ここからはお知らせです～～～～